茨城県土浦市でボルボをはじめとする輸入車から国産車までの修理・予防整備を常に考えながら仕事をしている整備工場です
2018-06-15

DCTフルード交換

VOLVO V60のDCTフルードのお仕事をいただきました!

V60のトランスミッションは6速DCTとなっております。DTCとは「Dual Clutch Transmission(デュアルクラッチトランスミッション)」を略した名前で、『手動変速機(マニュアルトランスミッション、MT)と同じ平行軸歯車とクラッチを2系統持つ。片方が奇数段を、もう片方が偶数段を担当し、それらを交互に繋ぎ変えながら変速する。変速時には次のギアが待機状態にある。クラッチ操作および変速操作はコンピュータ制御により自動的に行われるため、操作は通常のATと同じである。(Wikipediaより)』となっているトランスミッションです。日本車ではホンダの現行FIT HYBRIDにDCTが採用されています。

今回使用したDCTフルードはUNILOPAL MATIC DCT。このフルードはVHVIベースで耐フリクション性能が高く、酸化・極圧性が優れております。また粒子が大きく漏れにくいため、トラブルを抑制し長期間なめらかなシフトチェンジをサポートする設計になっております。

リフトアップしてドレンボルトからDCTフルードを排出させます。このお車は走行距離もそこそこ走っているので出てくるフルードはかなり黒くなっています。DCTフィルターも同時交換します。

DCTオイル注入口はエアクリーナーのケースの下にあるので、ケース取り外してDを注入します。整備書通りにMATIC DCTを規定量を入れてエンジン始動。診断機を使用して油温を規定値に合わせてから、調整用のドレンボルトでフルードの量を調整します。

あとは各ドレンボルトから漏れが無いかを確認してお仕事完了です。
この度はお仕事をいただき有難うございます。 

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