茨城県土浦市でボルボをはじめとする輸入車から国産車までの修理・予防整備を常に考えながら仕事をしている整備工場です
2020-06-17

エアコンリフレッシュで暑い日を快適に

気温の上昇とともに5月中旬頃からエアコンに関するご相談やお仕事が増えてきました。それにしたがい、昨年に導入したエアコンマシンECOTECHNICS ECK TWIN-PROの稼働も増えてきました。
このTWIN-PROは従来のエアコンガス規格HFC-134aはもちろんのこと搭載車が増えてきている新規格のエアコンガスであるHFO-1234yfにも対応しております。先月は1234yfのエアコンシステム搭載のマツダ MAZADA3にもエアコンリフレッシュを作業させていただきました。

暑い日が続く中、エアコンからの風が全く冷えないとの理由でエアコンリフレッシュのお仕事をいただきました。

今回の作業する車両はVOLVO S40になります。外気温は31.7℃で吹き出し口の温度は40.8℃と全く冷えていません。診てみるとコンプレーサーは稼働していますし、エアコンシステム不具合がなさそうです。エアコンのガス量の不足が原因と考えられます。このS40のエアコンガスの規定量は530gとなっています。

S40にエアコンマシンを接続します。車両からエアコンガスを抜いていきます。抜き終わったら回収したエアコンガスに含まれるコンプレッサーオイルや不純物を分離をしてエアコンガスのリフレッシュ(再生)をします。
次の工程では真空引きを行います。真空引きをすることでエアコンの配管内の水分を除去します。真空引き終了後にエアコンガス漏れの点検を行います。*ガス漏れが分かった場合には作業を中断し不具合の修理となります。

真空引き及びガス漏れチェックの後は、コンプレッサーオイル・蛍光剤及び規定量の134aガスを充填します。最後にバルブコアの漏れチェックをして作業終了です。作業結果はプリントアウトされます。今回のVOLVOは規定量530gに対して回収したエアコンガスは41gで不足量は489gと大幅に不足していました。

施工終了後、吹き出し口の温度を測ると3.1℃の風が出るようになりました。出来過ぎのような冷えになり、「とても冷たい風が出るようになった」とお客様に大変喜んで頂けて一安心。

この度はお仕事を頂き有難うございます。

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