茨城県土浦市でボルボをはじめとする輸入車から国産車までの修理・予防整備を常に考えながら仕事をしている整備工場です
2021-08-07

予防整備としてのエアコンリフレッシュ

今夏もとても暑くなっております。そんな暑い日が続く中、「新車から5年を超え、エアコンは問題なく冷えるのですが予防整備の観点からエアコンリフレッシュを施工して欲しい」との理由でエアコンリフレッシュのお仕事をいただきました。

今回、エアコンリフレッシュを今回の作業する車両はVOLVO V60になります。今回は予防整備としてのエアコンリフレッシュとしてなので吹き出し口の温度は5.5℃と冷えは十分。カーエアコンのコーショステッカーを見るとこのV60のエアコンガスの規定量は800gとなっています。今回のVOLVOは規定量800gですが、添加剤『BARDAHL ACFULLERENE C60』を入れますので添加剤の缶に入っているACガス30gを差し引いで770gが規定量として注入するようエアコンマシンに設定をします。

V60にエアコンマシンを接続します。車両からエアコンガスを抜いていきます。抜き終わったら回収したエアコンガスに含まれるコンプレッサーオイルや不純物を分離をしてエアコンガスのリフレッシュ(再生)をします。 次の工程は真空引きを行います。予防整備のエアコンリフレッシュなので30分かけてしっかりと真空引きをすることでエアコンの配管内の水分等を除去します。真空引き終了後にエアコンガス漏れの点検を行います。*ガス漏れが分かった場合には作業を中断し不具合の修理となります。

真空引き及びガス漏れチェックの後は、コンプレッサーオイル・蛍光剤及び規定量の134aガスを充填します。最後にバルブコアの漏れチェックをして作業終了です。作業結果はプリントアウトされます。今回のVOLVOは規定量800gに対して回収したエアコンガスは661gで不足量は139g不足していました。

エアコンマシンを切り離してコンプレッサーオイル添加剤『BARDAHL ACFULLERENE C60』注入します。『BARDAHL ACFULLERENE C60』はフラーレンC60が配合されておりコンプレッサー作動時のパワーロスを低減やエアコン使用時の燃費を改善する効果が期待される添加剤です。

終了後、吹き出し口の温度を測るとの4.4℃の更に冷えた風が出るようになりました。予防整備に加えて更なる冷たい風が出でくるようになり、お客様に大変喜んで頂けて一安心。

この度はお仕事を頂き有難うございます。

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